【コラム】不確実な時代に必要な、組織に頼らない“個の打開力”

不確実な時代を生き抜くために求められるものとは?

2016年11月8日に行われた第45代米大統領選挙――民主党のヒラリー・クリントン氏優勢という下馬評を覆して共和党のドナルド・トランプ氏が勝利しました。歯に衣着せぬ発言や数々の女性問題が取り沙汰された問題児で、さらに政治経験が皆無というトランプ氏が“世界のリーダーに”君臨することを一体どれだけの人が予想できたでしょうか。トランプ氏の当選に象徴されるように、現代は驚天動地の出来事が頻発する“不確実な時代”に突入しています。そんな困難な時代を生き抜くためには、国や会社に依存するだけではなく、個人で局面を打開する力が求められます。

トランプ氏当選に象徴される「不確実な時代の幕開け」

 

世紀の番狂わせとなった米大統領選挙の翌日9日、フランスのフランソワ・オランド大統領がトランプ氏当選について「不確実な時代の幕開け」との声明を残しました。というのも現職のバラク・オバマ大統領(2016年12月現在)と同じ民主党で現体制の「継承」を目指していたクリントン氏ではなく、政策の「転換」を標榜するトランプ氏がアメリカのトップに立つことで、対米外交において見通しが立たなくなったことが発言の真意の一つに挙げられるでしょう。

 

 

トランプ氏が推進する「転換」には、“既得権益勢力の打破”も含まれています。アメリカ経済が閉塞的であり、多くのアメリカ人は国が間違った方向に進んでいると危機感を覚えていました。そうした現状に不満を持つ国民に対して、トランプ氏は自分たちに不利益をもたらす既得権益勢力の一掃を約束。経済に不安を抱きつつも、政治にあまり関心がなかった有権者に対して「トランプ氏に一票を」という流れを生む結果につながりました。

 

 

ただ、既得権益勢力にメスが入るということは、これまでの既成事実が見直され、進められていた政策の方向転換が必要になります。オバマ政権で2期8年にわたり進められてきた医療保険制度改革(オバマケア)や、安倍政権の成長戦略の柱と謳われる環太平洋パートナーシップ協定(TPP)などの通商政策に大きな影響をおよぼしています。トランプ氏が主導する「転換」には多くの変化が伴うだけに、吉と出るか凶と出るかが見えにくく“不確実”であるというのが実情なのです。

 

 

“世界のリーダー”を自称するアメリカのトップが変わるということは、当然ながらその影響は国内だけに留まるものではありません。無論、日本においても例外ではなく、上述したTPPを筆頭に外交戦略の見直しが求められ、経済においても少なくない打撃を受けることは必至です。さらにイギリスの欧州連合(EU)離脱も決定するなど世界規模での変革が起きています。もはや世界経済が先行きの読めない“不確実な時代”に突入したと言えるでしょう。

 

行き着く先は天国か、あるいは地獄か――どちらに転ぶかわからない時代の趨勢の中で、財政対策において何も手を打たずに流れに身を任せることはあまり得策ではありません。不確実な出来事が多く発生すると金融市場は乱高下することが予想されます。サブプライムローン問題を発端とした2008年のリーマンショックのときのような世界規模の金融危機がまた起こらないとも限りません。国や会社に頼るだけでは安定した生活は保証できない時代にすでに足を踏み入れているのです。

 

ワールドワイドで社会情勢が不確実な今だからこそ、将来を見据えて安心できる施策が求められます。個人レベルでできる施策の一つとしておすすめしたいのが「不動産投資」です。投資と言葉を聞くと多くの方は、見返りが大きいけど、失敗した際の損失も多い「ハイリスク・ハイリターン」を想像するようですが実態は異なります。不動産投資は株式、FX、預金、債権など多くの種類がある中でも、もっとも確実性の高い「ミドルリスク・ミドルリターン」な投資だと言えるでしょう。

不動産投資が「ミドルリスク・ミドルリターン」のワケ

 

投資は事業に資金投下して利益を得ることを目的としているので、当然ながら見返りが多いに越したことはありません。ただ、株式やFXのような見返りが多い投資の場合は、市場価値が下落した際も動向を見守ることしかできないため、保有し続けることで損失が膨れあがってしまうなど、大きなリスクが伴います。一方の不動産投資は、人間の生活の基本である「衣・食・住」の「住」に該当するため、価格の変動は非常に緩やかです。たとえば1週間で1億円の物件が5000万円になることなどはまずないので、投資が初めての方でも参入しやすい分野だと言えます。

 

 

また、不動産投資は安定した見返りがあることも特徴です。不動産投資における最大の収入源となるのが「家賃収入」になります。3000万円の物件を購入して、倍の6000万円の収入を得るということは難しいと言えますが、家賃によって毎月安定した収入が手に入ります。建物が古くなることで賃料の下落や空室などにより想定した収入を見込めないケースもありますが、広告媒体を変更したり、リフォームなどで内装をきれいにしたりするなどの手を打つことでの対処も可能です。

 

 

当然ながらリスクはあるものの、リターンも多く、将来を見据えた長期的なプランで資産を運用していける「ミドルリスク・ミドルリターン」な投資――それが、不動産投資。節税や家賃収入によってある程度の資産確保を実現できれば、既存物件に見切りをつけて売却し、また別の物件を購入することも可能です。

不確実な時代において投資で成功を収めるには……

 

株式、FX、預金、債権、そして不動産と投資にはさまざまな種類がありますが、どの投資を始めるとしてもその前に意識すべきことがあります。それは、ご自身の知識や技量、コネクションなどをフル活用して資金を増やしていくこと、すなわち“個の力”が大切だということです。

 

 

上述したように世界経済は今後、先行きが見えない“不確実な時代”に突入していきます。そんな国にも会社にも全幅の信頼が置けなくなる時代において、何を信用して生きていくべきかを問われたとしたら、それは“個々人のそれぞれの行動”にかかってくると言えるのでしょう。つまり、何かを頼りにして受け身でいれば、乗り込んだ先が泥船だったら何も抗うこともできずに沈むことになります。反対に自身で幸せをつかもうと積極的な姿勢でいれば、泥船を脱して新たな活路を見出すことができるかもしれません。

 

 

現在、世界情勢的には不確実な時代の入口に差しかかっている状況であるがゆえに、個人でできる資産運用の仕方やノウハウをこのタイミングで学んでおくことが大切だと言えるでしょう。
株式会社フリーダムインベストメンツでは「不確実な時代を生き抜く個の力」セミナーを開催いたします。

 

 

不動産投資を中心に不確実な時代を生き抜く“個の力”、言い換えれば“人間力”を高めるためのお話をさせていただきます。不動産投資をすることで得られることは何なのか、将来的に投資を行ううえで身につけておくべき能力は何なのか、というところにフォーカスして講義を行います。興味を持っていただいた方は、以下の詳細をご確認いただいたうえでぜひご応募ください。
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